

工場
自動車整備場の熱中症対策に向けた空調増設と環境改善工事事例
- 場所
- 千葉県千葉市の自動車整備場にて、熱中症対策を目的とした空調機増設工事を実施しました。
- 内容
- 作業環境改善のため、複数台の室内機を新設し、工場内の冷房能力を大幅に強化しました。
エンジンルーム側の作業者に確実に冷気が届くよう、ダクト(配管形状)タイプ室内機にチャンバー(空気を整流・静音する箱形の装置)を組込み、
さらに可変ノズル(VZ形)を追加して送風方向を最適化しました。
- 工期
- 5日間(空調室内機4台・室外機1台 新設:3日間、電源工事:2日間)
- ご要望
- 工場内では毎年夏場の猛暑により、複数の従業員が熱中症に悩まされていました。
「次年度以降は安心して作業できる環境を整えたい」「空調を増設して作業効率を落としたくない」というご要望があり、
確実に効果が体感できる増設計画が必要とされていました。
- ご提案
- 主任技術者と使用電力の負荷容量を協議の上、容量が十分であることを確認。
28kW室外機に対して、ツイン接続の室内機を2セット設置し、十分な冷房能力を確保する空調システム構成をご提案しました。
電源については新たに3相50Aを2回路(合計100A)のブレーカーを増設し、電源線を新設しました。
また、空調機の室内機では、吹出方向の調整が可能なVZ形可変ノズルを追加することで、作業員のいるエンジンルーム側に冷気を確実に届ける仕様としました。
空調効率を最大化するため、外気が流入しやすい開放入口には遮断用シャッターを同時施工し、冷気保持の効果を高めました。
- 実績
- 作業エリア全体の温度環境が大きく改善され、熱中症リスクの低減が期待できる職場環境となりました。
従業員の皆様からは、「夏場でも快適に作業できる見込みが立った」「業務効率の向上につながる」と高い評価をいただきました。
次年度の夏に向けて、安心して作業ができる環境づくりに寄与する工事となりました。





